事務所の前のスーパー(ザ・ビッグ)が大規模な改修工事をしている。明日のオープンに間に合わせようと、日付が変わらんとしているこの時点でも工事の音が聞こえてくる。もうすぐ近隣に競合他社がオープンすることもあり、当然にそれを意識した改修工事といえる。
先日、中小企業家同友会の地区会の例会の中で伊丹十三監督作品の「スーパーの女」を見る機会があった。今、それを思い出した。映画は地元のスーパーが新たに進出してきたスーパーとの戦いに正攻法で勝利していくストーリーである。1996年の作品であるが、偽装ばやりの昨今、なぜか新鮮に映った。伊丹十三の先見性、着眼力、問題意識がさえる。「マルサの女」、「ミンボーの女」に続いてのインパクトのある社会派作品であり、大いに楽しませてくれる要素もふんだんに作品の中に採り入れていて、さ・す・が、なのである。それにしても、不可解な飛び降り自殺によって天才が散ったことは惜しまれてならない。
突貫工事、明日オープン!
2007年12月4日