小池大臣、留任?

2007年8月18日


防衛庁から防衛省に昇格し、初代の防衛大臣となった久間氏であったが、原爆に関する舌禍事件の責任を取る形で辞任。その後を継いだのが小池氏。人物評は色々と思うが、女性が国防のトップを初めて任されることになった。本来、女性はある意味で保守的であるように思う。わが子や夫、家族への絶対、無垢、無償の愛は格別であり、大事なものを護るためも強く平和を望む。それは治安の悪化や外敵の侵入に対しては敢然と戦って行くことにつながる。「ピリッ」とした国防政策の強力な旗振り役として期待しているところである。但し、今回の人事に関する騒動はいただけない。人事案に関するものではあるが、文民の大臣に制服組が反旗をひるがえしたとして、シビリアンコントロール上、大いに問題ありの声も聞かれそうであるが、手続きをきちんと取らなかったことに弁解の余地はない。今回、官邸主導を印象付けた痛み分けで混乱が収拾されたものの、来るべき内閣改造で、小池氏が残れるかどうか微妙になった。