秋季練成会

2008年11月30日


水真流白鳳吟詠会の練成会が、佐伯JA会館で開催された。
わたくしは、涼州詞(王之渙の作。他に 題名が一緒であるが王翰の作のものもあり。)を吟じた。
何とか無事に終えられてほっとする。
詩吟については以前より興味だけはあったが、習い始めたのは今年からである。本日の練成会の発表でも「新人」でのエントリーであった。
東京時代、といっても学生時代であるが、クラブ活動での夏季合宿か何かで、富士五湖の山中湖の湖畔で、夜、仲間たちと高歌放吟(例の、鞭声粛々・・・の「不識庵機山を打つの図に題す」だったと思うが)したことがあり、今から思えば全く適当な代物(しろもろ)であったが、良い想い出である。
午後からの懇親会では、色々な余興で盛り上がった。
わたくしは、相撲甚句に詩吟に因む替え歌を挿入し、ご披露させていただいた。
<挿入部分>
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   相撲甚句も良いけれど
   向こう張るのは詩吟道
   絶句や律詩に誘われて
   独吟合吟つとめます
   数ある流派のその中で
   水真流はナンバーワン
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
詩吟とは、これからも永い付き合いになりそうであるが、もう一つ、早急に習いたいものが有る。
それは、尺八である。
父の形見の尺八を見るたびに、父の残した譜面で演奏出来ればと強く思う。
形見の尺八
台風の最中、床上浸水の大水の時でさえ、押入の中で尺八を吹いていたという父。
いずれは、その尺八で、父(尺八の雅号は「仁風」)への挽歌、追憶の調べを捧げてみたいものだ。