クレーム処理は、どこまで?

2007年8月4日


賃貸における仲介業者が対応を期待されているクレーム処理には色々ある。入居者・保証人、家主、工事業者への連絡、協議、手配、請求、確認、現場への立会い、それに退去時の精算手続きと多岐にわたる。訪問、電話、fax、mail、郵送と連絡方法も相手の希望に合わせ様々。実際、時間も費用もかなりかかっている。管理料をいただいている物件はともかく、仲介した道義的責任で退去までのクレーム処理その他をサービスで行なうのには、それなりの覚悟がなくては出来ないように思う。100社増えても100社減る厳しい世界なのだ。新しい時代の風に乗り、大きな資本と確立された経営ノウハウを武器に、都会から地方に進出する企業が多い。また、それにフランチャイズ加盟する地元の業者も益々多くなってきている。地域を牽引してきた中堅業者達の数十年の蓄積された信用と実績も、大きなうねりの中に飲み込まれそうな時代状況である。活路を見い出すべく各社は努力しているが、知恵比べ我慢くらべは、今しばらく続きそうである。