光市母子殺害事件、本村さんに法曹界の私的応援団を!

2007年7月29日


本村洋さんに同情を禁じえない。被告人の元少年に21名の弁護団が組まれている。被害者母子の夫であり父である遺族の本村さんへの包囲網は残念ながら一層肥大化してきているようだ。死刑廃止論の存在自体に何ら違和感はない。しかし、今回何か違うように思えてならない。加害者の元少年の通常の理解を超える弁明や弁護団の期日引き延ばしは、はたして元少年の救済になるのか極めて疑問に思う。供述がここに来て大きく変わったのは弁護団の誘導によるものと思えてならない。怒りの感情を抑制し、理路整然と主張する本村さんの姿にいつも胸が熱くなる。一方、元少年にも大事な家族がいる。その家族は今のような弁護活動をどのように受け取られているのであろうか。極刑、無期懲役のいずれになろうとも、元少年の家族として一生心の十字架を背負っていかなければならない。被害者、遺族の救済はもちろんであるが、加害者とその家族の魂の救済のためにも「お願いします。もう止めてください。」の声が聞こえてくるように思えてならない。ところで、孤立無援の戦いを強いられている本村さんを精神的に支えていただける法曹界の有志に集まっていただけないものであろうか。強靭な精神の持ち主ではあるが、やはり支えは要るように思う。名前を出しての表立っての活動は不可能であろうが、本村さんへのアドバイスは電話やメールその他で出来ると思う。家族への真実の愛というものを本村さんは徹底的に教えてくれている。間もなく霊前への報告が叶うことを祈っている。